apron2019’s diary 

誰もが来やすいカフェを作ることにしました。一般社団法人エプロンのブログ

誰かの一言で光が見えることがある

 

誰かの一言で光が見えることがある。

 

私(松原)が…介護中に

感じたことです。

 

介護の入り口

どんな入り口かは

ひとそれぞれですが、

「今までなかったはずの入り口が

突然現れる」

多くの方がそう感じられるのではないでしょうか。

 

私は、突然現れた「介護の入り口」に立った時、知識も経験もほぼない状態だったので

先が見えず、どのくらい続くのかも分からず

とにかく怖かった。

進み始めてからも、誰に何を聞けばいいのかわからない。

助けて欲しいけれど

誰がどこを助けてくれるのかも

わからない。

だから、調べたことを元に無我夢中で

動いていた。

でも、よくわかってないから行き詰まる。

もうヘトヘト、お手上げとなった。

先の見通しが立たず真っ暗闇の気分。

 

そんな時、仲の良いママ友が介護の仕事をしていることを思い出し、SOSを出した。

「大丈夫、ひとつひとつ順番に進めて行くだけ。」とさらっとひとこと。

その一言で真っ暗だった目の前に

一筋の光が見えてホッとしたことを今でも覚えている。

 

実際、ケアマネジャーを紹介されて

順番に手続きをしたら…

あっという間に母と私の生活は整った。

 

その後も、介護のいろいろな場面で

周りの人との話から

ヒントをもらえたり

励まされたりしたものだった。

 

エプロン高根公団カフェの

「オレンジカフェ」は

そんな介護の入り口に立った方や

もうすでに入っている方

そろそろ始まりそうだな

など介護に関わるかたが

介護をひとりで抱えなくていいように

お話しをする時間です。

誰かのひとことで光が見える

かもしれません。

 

明日3/6(水)

10:00から11:30

エプロン高根公団カフェ

朝のオレンジカフェ開催します。

 

専門職や奥様の介護経験のある方や

現在介護している方など

参加されます。

どなたでもご参加いただけます。

 

参加費は500円です。

 

 

親との別れを迎える覚悟――誤嚥性肺炎の入院から感じた思い


タイトルはAIがつけてくれました。(笑)

わたしがつけたタイトルは、

伝えあいノートを書いてみた。です。


ご無沙汰してます。松江です。

クリスマスの頃に発熱した母。

年末年始は無事に過ごし、

先週再びの発熱で誤嚥性肺炎と診断されました。

今は入院しています。

89歳で認知症、車椅子、要介護4ですので、

入院の際には最期どうするかの紙も記入が必要でした。

日頃、もういいね。

と、思っていましたが、いざ突きつけられると、

一つひとつが責任重大な気もしたし、

何より、いよいよかもしれないのだという自分の覚悟が必要でした。

母との時間を悔いのないように過ごしたいと、

私なりにやってきたつもりでしたが、

それでもなお晴れない気持ち。

なんだかんだ言っても親なのだと思いました。

母は今のところすぐにどうこうならなさそうではありますが、

誤嚥性肺炎はなかなか手強そうで、

いつどうにかなってもおかしくないことを痛感しています。

で、次にわたしがすることは何か。

今のわたしだからやれることは何か。と考え、

母の最期をどこで迎えるのか。

の選択肢の一つとして、在宅支援センターに行き、

退院後、自宅で生活するための準備にはどんなことがあるのか。

そしてそれを行うにあたり、

自分の生活、仕事、心の調整をどうするのかを考えています。

さらに、

今だな。と思ったので

伝えあいノートを書いてみました。

わたしから子どもたちへ伝えておきたいことを書いてみたのです。

書きながら、ここは書きにくいなとか、

ここは要らないなとか、メモを取りながら。笑

そして、書いてみた感想は、

書いておくべきだなということ。

子どもたちへの感謝、

子どもたちがいたことで私の人生がいかに幸せだったか

それを再認識できたことで、これまでの人生に悔いがないこと。

だからわたしは延命しなくて良い。に繋がり、

何よりも二人がわたしのことで、関係を悪化させたり、

未来を損ねてしまわないことが最大の願いだとわかりました。

伝えあいノートを書くことで、

死ぬということに自分自身が向き合ってみた結果、

自分が幸せだったと実感できたのです。

死と向き合った結果、

これから自分がどう生きたいかが見えた気がしています。

 

 

   

何も知らなければ後悔しないのか?

松原です。

明日18:30から20:00。

夜のオレンジカフェ開催です。

お酒ではなくコーヒーやチャイを飲みながら

介護についてお話ししましょう。😆

 

先日の

朝のオレンジカフェでは

話しているうちに

テーマが「後悔」と「情報」となりました。

 

人生の選択の際

後悔しないように

知ることの大切さを

語っていた時に…

 

「いや、知らなければ

後悔しないのではないのか?」

 

「家族の介護をしなくてはならなくなった時

何も知らずにぜーんぶ人に任せて

最期まで過ごして後悔しない人も

いるんじゃないか?」

 

と言われて…一瞬

答えに詰まってしまった。

 

でも、これ

周りから見た印象だから

本人がどう感じているかは

わからない。

 

確かに、

知らなければ…

後から知ることがなければ…

後悔はないのかもしれないけど

私はできればある程度知って

選択したい。

 

そのあとも、いろいろ話しながら

出た結論は

「早めに知っておくことが大事なのかも。」

と言うところで落ち着いた。

 

話しているうちに

いろいろな答えが見つかる。

それがオレンジカフェのいいところだと

感じている。

 

明日も、お待ちしています。

 

参加費500円。

 

 

その時の最善の選択だと思うこと。

松原です。

先日は介護のお話しをお2人の方から

伺いました。

おひとり目は

100歳越えのお母さま。

調子を崩され入所していたけれど

食欲がなく元気がなくなってきた。

年末年始、面会できないのは寂しいから

家に戻すことにした。

施設の方から

小規模多機能型居宅介護

を紹介されて、専門家の助けを借りながら

自宅で過ごすことにしますとのこと。

甘いものがお好きな方。

エプロンでもスイーツを食べると

とびきりの笑顔。私たちも幸せになります。

また、お店にも一緒に行きますねと

話してくださいました。

 

もうお一人は

親御さんが施設に入ったが、

他の選択肢があったのでは?

と迷っていらっしゃる方。

松原と母の経緯を聞きたいとのことで

お話ししました。

 

どの施設が一番いいのかなんて

正直、正解はないように思います。 

家族にとって良いように見えるところでも

本人にとっていいかはわからない。

その時の状況によっても「いいところ」は変わる。

環境を変えない方がいい場合もあるが

その都度、変えることも悪いとは限らない。

 

私の場合は

すでに母が他界しているから

今更どうすることもできないので

その時の私が考えて出した結果は

きっと最善の選択だったと思うことにしています。

 

いま、まだ介護中の方も

その決断はきっと今の最善の選択。

でも、少し違うかなと思えば

いつでも変更可能です。

 

なんてかいていたら

松江からも、お母さんの状態が変化した話しを

聞きました。

 

介護は一人で抱えず、

いろんな人のてを借りながら…

悔いなく過ごす。

人の手を借りる勇気を出して欲しいと思います。

 

人の状況はいろいろで、

その数だけ介護があります。

あーどうしよう。間違ってるかな?

これでいいのかな?

って時は誰かと話すといいですよ。

話すことで自分の気持ちや考えを整理できます。

また、人の話しを聴くことで、

新たな視点が見つかったり、

ヒントが見つかったりします。

 

そんな場所が

エプロン高根公団カフェの

オレンジカフェです。

 

いま、ちょっとモヤモヤした気持ちがあったり

話したいことがあるかたはぜひいらしてください。

 

毎月、朝、夜、zoomで開催しています。

 

12月の日程は

朝のオレンジカフェ

12/6 10:00から11:30

夜のオレンジカフェ

12/15 18:30から20:00

zoomのオレンジカフェ

12/16  19:30から21:00

 

参加費は500円です。

 

どなたでも参加できます。

お気軽にご参加下さい

 

 

 

 

 

傾いていく母

こんにちは松江です。

日曜日に母を連れて

焼肉屋さんに行きました。

緑が丘の大将軍さんです。

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ここは以前にも行ったことがあり、

車椅子対応のトイレはないけど、

車椅子のままでも食べられるし、

移乗して椅子でも食べられます。

電話で車椅子だと伝えると、

車椅子で入りやすい場所を

とっておいてくれます。

店員さんも皆さんとても親切です。

 

母をボックスシートに座らせ

あれこれ頼み、

食べ始めたのですが、

あれ? 

隣に座った母は、

だんだん向こうへと傾いていきます。

「ちゃんと座らないと食べにくいよ」

などと注意しながら

母をグッと引き寄せ、

まっすぐにするものの、

まただんだんと傾いていきます。

日頃は車椅子に座っているか、

ベッドに寝ているか、

そんなところしか見ないし、

出かける時は車に乗せるものの、

扉がストッパーになっていたのでしょう。

なんの支えもない椅子では

母が座り続けることができないことに

全く気付きませんでした。

 

「座位保持」

と検索すると、

高齢者が座位保持ができない原因やら

対策やら色々出てきます。

今日はちょうど通院日

あとでケアマネさんとお話しようと思います。

 

なんとなく、

次のお正月は寝たきりかもな

と思ったりして、

久々に心がザワザワしたので、

松原に聞いてもらいました。

そして、

今後のことを考える。

わたしなりの介護方針だ。

 

残された時間は長くない。

悔いのないよう

しかし無理なく

その時に向けて

心のスイッチも入れ替えてみる。

感謝を伝えておかなきゃな

わかるうちに…

 

迷子の大人⁉︎に出会ったら…。

おはようございます。 松原です。 先日、船橋市市民グループ むねあかどりさん主催 習志野地域包括支援センターと協賛のもと 開催されたイベント 認知症サポーター体験に参加しました。 内容は、ひとり歩きしている認知症の方に どう声かけをして、 そのあとどう対処すればいいか? というもの。 今回わたしは 認知症の方の役。 モデルは母⁉︎ なかなか真に迫っていたらしい。😆 ロールプレイングって難しい! 皆さま声かけに戸惑われていて あまり困らせちゃダメだと思うけど 話しが噛み合っているようで 噛み合わないギリギリのところを 演じてみた。 声をかけられる立場になってみて 感じたのは… 「認知症?」とかまえて 声をかけられたら嫌だなということ。 名前をいきなり聞かれたり どこから来て、どこに行くのか聞かれても 初対面の知らない人に答えたくない。 いや、特別かまえずに どうしたの? 困ってることある? と声をかけられても、 自分は目的があって出かけてるつもりだから 不安があったとしても 別に困ってはいないのだから 「何言ってんの?」って思うかもしれない。 さらに、横で警察に迷子で保護したなんて 連絡されたら…怒るかも。 現実には、台本通りにはいかないと思う。 怒ってしまったり 警戒して逃げてしまうかもしれない。 しかし…このような場合… 話してみて状況だけ把握して 「この方もしかしたら 一人で家に帰れないかも」と 感じたら、警察に連絡することは 大切なことだ。 そこから先に進まなければ 家に帰れる可能性が高くなるから。 以前、友人が 「道に迷った年配女性を行きたいという 高速のバス停まで送って行った」と 話していたのを聞いたことがあって… きっと、認知症の方だったのだろうと その後どうなったのかと 心配になったことがあった。 そこはやっぱり警察に連絡だったかも。 母が家からいなくなり 探し回って 5.6キロ先で見つかったという 経験者の私だからこそ、 道に迷ってそうな方がいらしたら 警察に連絡して欲しいと 切にお願いしたい。 認知症のことを 少しだけでも知って この方は認知症かも?という 予測がつけば… 状況は変わるだろう。 認知症サポーターが増えたらいいな。 これから先、 世の中に認知症の人は確実に増える。 認知症になったとしても、 日常生活は送れる。 いきなり、何もできなくなるわけじゃない。 私だって、あなただって… 認知症になる可能性はあるわけで… 今の生活を できるだけ長く続けたいと思うならば 地域の環境は大切になる。 誰もが、心地良く 毎日を過ごすためにも これからも、認知症のこと 介護のこと 伝えて行きたいと感じた 1日となった。 会場になった、カフェシンシアさんの シフォンケーキ、ふわふわで美味しく 神奈川と長野県から来られていた ギタリストとシンガーのお二人の演奏を BGMに介護の話しをする。 なんとも贅沢な時間だった。

嫌がる親にデイサービスへ行ってもらうには?

松原です。

夜のオレンジカフェでは、「母は半日の運動系のデイサービスには週3回行ってくれるのに、1日のデイサービスには行ってくれない、行ってくれたら助かるのに。」と、息子さんが話されていた。

介護講座の後のご相談でも、デイサービスを嫌がるお母様のことが話題に。

我が家の母も最初は行きたがらなかったことを思い出した。  

「わたしは、あんなバーさんと一緒に1日過ごすのはいやだ!みんな馬鹿にして!」と怒っていた。

お気に入りの職員さんがお迎えの時には、笑顔で出て行っていたけど…。

デイサービスで働いていた時も、強い拒否の方も…。

その気持ち、わからないではない。        

私がこの先行くようにうながされても拒否してしまうかも。

とはいえ、母の在宅介護をしていた頃デイサービスに行ってもらっていなければ、私は仕事もできなかったし、友人と息抜きのランチにも行けなかった。

介護家族にとって安心して過ごせる時間は貴重だ。

嫌がる親にデイサービスへ行ってもらうには、どうしたらいいのか?

まずは、ご本人に合うデイサービスを探すことか? 母は、手作りのレクが多く、書道もあるところだったので続けられたのかと思う。また、お気に入りの職員さんがいたこともよかった。

デイサービスに行くと、どんないいことがあるのか?がうまく伝えられたら行ってくれるかもしれない。

いつまでも歩くことができれば、これからもいろんなところに出かけられる。一緒に楽しみたいから、運動系のデイサービスに行こう。とか?

デイサービスで働いている時にあったことだが、「デイサービスにお手伝いに行って欲しい」と伝えられて、お手伝いの気持ちで来ていた方もいらした。

あとは、家族のために仕方なしに来てるのよ。と言っていた方も多かった。

「遠くに住んでいる娘がね、一日中心配だから、デイサービスに行ってって言うから来てるの。」

入浴中にそんなお話しをきかせてくれた。

親御さんが、どうして行きたがらないのか?

そこがわかると、解決の糸口が見つかるかも。

まずは、話す機会を増やすことかもしれない。

人それぞれ、性格もちがうし、想いや状況も違うのでこれ!という明確な解決法はないが…       

手を変え、言葉を変え、人を変え、根気強く、諦めず、すすめていって欲しいと思う。

誰かに話したい!と思われた時にはお気軽に

エプロン高根公団カフェにいらしてください。