apron2019’s diary 

誰もが来やすいカフェを作ることにしました。一般社団法人エプロンのブログ

ミルクとコロナという本

横浜市に滞在して何をしているかというと、

母の姉の孫が二人目を産むことになり、

入院中の上の子の世話や、家事などを手伝っている。

わたしは根っから好奇心旺盛なこともあって、

イマドキの子どもの様子や

お姉ちゃんとなった子どもの心理

夫婦の会話や、保育園や、先生のこと

子育てファミリーの日々の様子は

実に興味深くて面白い。(などと言ってはいけないんだろうな^^;)

赤ちゃん返り

ママのイライラ

パパの戸惑い

などを目の当たりにしているうちに

ついに育児本まで買ったりしたのだが、

この本がとてもとても面白いので、

みなさんにもおすすめしようと思います。

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子育てのことが主ではあるのだが、

それぞれの作家の考え方や生き方、

仕事のコトや社会への想い、価値観などは、

今のわたしの心にもとてもたくさん何かを与え、

この後、この人たちの著書を

片っ端から読んでやろうと思わせるほどである。

 

介護も子育ても

その家で起こることではあるけれども

引いて見ると、社会で起こっていることである。

ナオコーラさんはお父さんをガンで亡くしているのだが、

その時、お父さんは患者であり、

自分たちは患者の家族であるが、

医師や看護師から言われたとおりに動くだけの

受け身の存在にはなりきれない。

データや確率

がん細胞とは何かなどを

理解はできなくても自分なりに咀嚼したいという気持ちがあった

と書いている。

 

この部分は、介護におけるわたしの気持ちを絶妙に言い当てており、

わたしもケアマネさんや本や一般論などを無視するつもりはないが、

母が、

わたしの母が唯一であること

わたしの母の介護について、

わたしなりに受けとめてから進みたい。

そんな思いが日ごろからあること

それはそれで良いのだということに

確信がもてた一節だった。

 

・・・

なんてそんな熱弁されても

読まなきゃわかりませんね(笑)

まずはこの家の夫婦に読んでほしいので

置いていきますが、

戻ってきたらエプロンに置いておくので、

ぜひ読んでみてください。

 

筆:まつえ