apron2019’s diary 

誰もが来やすいカフェを作ることにしました。一般社団法人エプロンのブログ

母の日に…

母の日に。

 

松原です。

 

今の状況がどうであれ

母が幸せだったかどうかは

母が決めることで、

側で見ている私には

わからないことなのだと思うのだが…

このゴールデンウィークには少しモヤモヤしていた。

 

義母は

ゴールデンウィーク

ひ孫に会って笑顔が溢れる毎日を過ごしていた。

ひ孫に会いたいと言われ、大好きと言われ

孫にも囲まれ賑やかだった。

 

かたや…

母がひ孫に会えるのは

ひ孫が中学生になってから。

その上、呼吸が不安定になり

血中酸素濃度が落ち、酸素吸入をしていた。

そして、これからの命についての決断を

娘に託すことになった。

 

その差に

ちょっぴり、感傷的になった。

 

でも、比較するのは

違うんだよなぁ。

最初にも書いたが、

母が今どう感じているかは

わたしにはわからないのだから。

 

1ヶ月まえくらいから

身体全体に水疱ができ、なかなか改善しなかった。

発熱もあり、体調を落としていた。

ここにきて、呼吸状態が不安定なり、

食事も摂れず、水分も摂れない状態になった。

 

施設から連絡が入り

救急搬送するのか

このまま、施設で過ごすかの決断をすることになった。

久しぶりに会った母は

少し苦しそうではあったが、穏やかな顔をしていた。

 

声をかけると

大きく目を開き

反応はしっかりしている。

もう、何年ものお付き合いですからねと

笑顔の介護士の方が声をかけると

さらに反応はいい。

 

病院に行っても

よくはならないだろう。

それならば

穏やかにこのまま過ごした方が

母にとっては快適なのではないかと

このまま介護施設で過ごすことを決断した。

 

ここからは

看取り介護へと移行していく。

 

「看取り」とは人が自然に亡くなっていくまでを見守る過程のことで、死期が近づくことにより生じる様々な苦痛を緩和し、最期の日まで寄り添うケアを看取り介護と言う。

 

実は…在宅で看取ろうかな。

と思い、準備をしてきた。

でも、どこかでまだ先だと思っていたので

間に合わなかった。

息の乱れた母を目にして

簡単なことでないことを思い知り

1人ではできないことなのだと感じた。

 

自分の想いや気持ちではなく

母が快適に生きることを優先するなら

今はきっと…在宅ではない。

 

最後になるかどうかはわからないけど

今回は特別に孫である娘と息子は

会うことができた。

 

ひ孫に会えるのは

中学生って

今小学一年生だから…

まにあわないじゃん。

 

ひ孫が生まれた日に

かわいいねぇ、赤ちゃんだねぇ。

と笑顔を見せていた母。

ひ孫だということは理解していたかは謎だけど

きっと新しい命に触れてあたたかい気持ちに

なったんだよね。

だから…いいのかな。

 

ふーっと時々息を止める母に

声をかけていると

母に対しての今までの

いろいろな想いは

いつのまにか消えていき

ありがとうと素直に声を

かけることができた。