apron2019’s diary 

誰もが来やすいカフェを作ることにしました。一般社団法人エプロンのブログ

20年後も30年後も、家で過ごしていたい⁉︎その希望叶えるには?

エプロンの介護講座の担当

松原です。

 

20年後、30年後…私はいくつになるか?

あ、80とか90とか?

10年後で、70代か。

 

あなたは何歳になりますか?

 

認知症かどうかはさておき

目も、耳も少し衰えがはじまり

どこか痛くて、なんともスッキリしない。

言葉が出てこなくて、

「あれがあれであれしてね。」

なんて…指示語ばかりの文章になる。

ふとした時に、え?と思うような

失敗をする。

先日も、いつもと違駅から電車に乗ったら

逆方向でしばらく気付かないなんて

失敗をしたところ…。

 

これは、おおかれ少なかれ

歳を重ねていくとおこること。

エプロンにいらっしゃる

人生の先輩も、元気にイキイキと

過ごしていらっしゃるけれど、

ふとした時に話してくださる

心の中の不安。

 

今住んでいる家でずっと過ごしたいけど…

今の地域で安心して暮らしたいけど…

やっていけるのかな?

認知症になったらどうしよう。

病気になったらどうしよう。

 

みんな、子どもの世話には

なりたくない。

かわいい子どもに

(いくつになっても子どもは子ども)

迷惑かけたくない。

でも…そのためにどうしたらいいのかわからない。

 

自分で

人生の先を決めていく

そんな道筋がないからかもしれません。

 

わたしの母も…

一人でなんとか人生をすごしていこうと

思っていたはず。

でも、その先のことは想定外で…

知らないこと、わからないことばかり。

 

介護をしていた母ですら

自分の身に起きていることに

気づかなかった。

 

自分に

周りの人に

少し知識があったなら

少し準備していたなら

母の人生は違っていたのではないかと

感じています。

 

自分自身が家族が地域の人が

認知症を理解して

介護を誰かが抱え込まず

地域や行政と連携して

介護保険制度を活用していけば

「母の生活」を奪わずに

もう少しイキイキと

過ごせたんじゃないかなぁ。

 

では、これから歳を重ねる

私たちはどうしたら

イキイキと…すごしていけるのか?

 

認知症に対する

理解を深めること。

歳を重ねていくと

身体や心にどんな変化があるのか知ること。

そして、公的なものやそれ以外にも

どんな制度があるのかを知ること。

自分の望む生活を送るための

選択肢をひろげていくことになり

周りと協力しながらなら…できるはず。

 

また、

1人1人がそれを理解していくことで

自分自身のことだけでなく

周りの人を理解できるようになり

支え合うことができる。

そうすれば、みんなが生きやすい

地域になっていく。

 

エプロン高根公団カフェの

介護講座 介護のいろはは

歳を重ねることの

最初の一歩を知るための講座です。

 

まだ、介護が必要でなくても

まだ、介護をする必要がなくても

知っていれば、日々の安心につながり

目の前の1日を目いっぱい楽しんでいける!

 

10月22日(土)10:30から11:30

認知症予防についてお話しします。

 

来月の11月26日(土)は

介護のいろは 特別編として

今年母を看取ったわたしが

今感じていること。

介護中と今の心の変化などを

お話しします。