apron2019’s diary 

誰もが来やすいカフェを作ることにしました。一般社団法人エプロンのブログ

問題行動にはストーリーがある

こんばんは、松江です。

一昨日、母の主治医でもある、

平野先生の講演を聴きに行きました。

(ベネッセさん主催)

1.認知症総論

2.アルツハイマー

3.認知症の対応

という内容でしたが、

あらためて認知症というものがなんなのかを学び、

今の母の状態。わたしの状態。

この先どうしたらいいのかなどを考えることができました。

一番こころに残っているのは、

問題行動にはストーリーがある。

それをいかにひも解くか。

問題行動をしなくて良い環境をまわりが考える。

というところ。

そう。

母にも母の思いがある。

厄介な婆さんでみなさんにご迷惑なのだろうが、

母にも母なりの理由がある。きっと。

 

認知症の人は、記憶が鈍いだけで、

感覚は研ぎ澄まされている。

しぐさやしゃべり方などでコミュニケーションしている。

感情の要素も損なわれないし、

感情自体がわるくなるわけでもない。

周りの環境で症状が変わる。

だから問題行動の際は、どうしてそれを起こすのかと考えてほしいと。

マズローの欲求5段階説

下三段、

社会的欲求

安全欲求

生理的欲求

は、認知症であろうと、高齢者であろうと

障がい者であろうと、

すべての人に満たされるべきものだと仰った。

 

できないことを探すのではなく、

できることをよく理解してあげてほしいと。

 

もちろん他にも多くのことを伝えて下さった。

 

わたしは最前列で一言一句聞き逃すまいとしていたが

途中で泣きそうになった。

 

www.ho.chiba-u.ac.jp