apron2019’s diary 

誰もが来やすいカフェを作ることにしました。一般社団法人エプロンのブログ

NHKを見た感想 あなたが僕を忘れても

こんにちは 松江です。

NHKの番組の感想を記しておこうと思います。

まず・・

わたしが母に会いに行くとき、

必ず緊張する瞬間があります。

それは母がこっちを向くときです。

その覚悟はずいぶん前からしているつもりですが、

やっぱり あなた誰?

と言われる日は来ないといいなと思っています。

なのでこのタイトルの番組を見るかやめるか

実はちょっとだけ迷いました。

 

先日来

施設入所に関する「その人の」考え方を

偶然ですが立て続けに何人かの人から聞き、

松原を経由して聞いたものもありますが、

こんな番組を見ても、

番組に出ていたこんなご家族たちを見ても、

まだ施設に入れることは良くないこと

家族がみることが一番

家にいることが一番いいこと

と言うのかな・・と思いました。

 

コロナで面会できなかった間、

そのご家族は施設に家族を丸投げして

自分のことだけしていたわけではありません。

会えない間の進行を恐れ、葛藤と戦い、

おそらく家に連れて帰ることも考えたでしょう。

 

施設入所に異議を唱える方々は

※もちろん言論の自由でありそのこと自体は咎めることではない

家か施設かというところに焦点をあてず、

それは介護の方法の一つというか、

どこで暮らすか。

どう暮らすかという

生活スタイルの一つがソレとはとらえられないか。

と、わたしは思います。

だって

「家が一番いい」理論からいくと

ずっと独身の娘や息子も

家にいてもいいはずなのに

「え?あそこの息子、まだ家にいるの?」

とかいう人いますよね。

とても矛盾しています。

認知症になった人は家にいたほうがいいの?

自活できる息子は家から出したほうがいいの?

その線引きはなんなのか??

 

それぞれの考え

それぞれの事情

 

がそこには存在しています。

 

それはきっと他人に全部いうことでもないし

言ったところで共感も理解も得られないかもしれないし、

またはすごく共感する人がいるかもしれない。

 

同じ親に育てられ

同じ家で過ごしても

きょうだいだって考え方は異なります。

 

コロナで「家族と面会ができなかった」ことで

認知症が進んだわけではない。

しかし再びコロナのような状況になることに備えて

施設の在り方は議論されていくだろう

家族に代わって何ができるのか

家族の思いをどうくみ取るのか

 

コロナのことを忘れないうちに

今度こうなったときどうするのかは、

専門家だけでなく

わたしたち家族も考えておく必要があるな

と感じました。