apron2019’s diary 

誰もが来やすいカフェを作ることにしました。一般社団法人エプロンのブログ

自分がして欲しいことをして、されたくないことはしない。

本日10時より11時30分まで

朝のオレンジカフェ

開催しました。

 

床に寝ていたり座っている相手を

起こすことはなかなか難しい。

その人の認知機能や身体機能が落ちていたら

なおさら。

今回は、生活クラブ風の村の

専門職の方が、

まずデモを見せてくださったあと

床から起こす手順やきをつけることについて

みんなで体験してもらいながら学びました。

 

声のかけかたや

自分の態勢

相手のてや足の位置など

気をつけながら起こすと

お互いに不安がすくなくなり

力もそんなに使わなくてすみます。

 

今回感じたのは

起こす側の体験も役に立ちますが

起こされる側の体験もとても貴重だということ。

あぁ、無言で向きを変えられると驚くんだな。

この足の状態だと立ちづらいな。

こんな風に抱えられると安心だな。

言葉掛けされると動きやすいな。

特に…

腰を支えるときに

ズボンの後ろを掴むのではなく

お腹に手を回して支えられると

自然に膝が立つことがわかりました。

ズボンの後ろを持たれると

体重がかかり

いろいろなものが股に食い込み痛いし

なんだかものを扱われているような気分に

なりますよね。

 

介護する人は大変だとは思いますが、介護の中で

される方の尊厳は守る必要があると言うことを

身体で感じるいい機会になったと思います。

 

結局は、相手に自分がして欲しいことをして

されたくないことはしないことが大切!

相手の立場に立つことは

簡単なようで難しい。

でも、少なくとも

自分がそんなふうに扱われたら嫌だと思うことを

しないだけでも、大きな違いが生まれそう。

 

椅子から立つ時のコツ。

車椅子からトイレへの移乗なども

教えてもらいました。

 

介助はあせらないこと。

声をかけながらやること。

周りの人の助けをかりること。

もうダメだと思ったら無理をせずに

救急車を呼ぶこと。

 

「これ、元気なうちに

夫婦でやれたらいいわね。」

参加した方からの声。

本当だ!夫婦や親子で

どちらも体験しておくことで

いざという時に力を合わせることができそう!

 

また、近いうちに

体験で学ぶ機会を作りたいと思います。