apron2019’s diary 

誰もが来やすいカフェを作ることにしました。一般社団法人エプロンのブログ

なんかあったら施設に入れてね。母の望みは叶ったと捉えるとしたら?

松原です。

 

先日、ケアマネをしている友人と

話す機会があった。

「自分の親の介護でクタクタ。

介護施設に入ってもらおうか悩んでいる。

親は嫌がるからできるだけ望みを叶えたいし、

わたしはまだやれそうだし…。」

聞いていてふと感じたことを質問した。

「もし、そんな人が来たら

ケアマネとして、どんなケアプランをたてる?」

「そりゃ、即、施設入居を勧めるよ。」

即答。お互いに苦笑いだ。

 

介護職あるある。

知識や技術があるから

まだ、大丈夫。まだやれる。

やれない自分が情けない。

いわゆる介護のプロと言われる人でも

自分の親の介護になると

混乱する。

 

親(介護される人)がどうしたいかは

大切なことだと思うが

それが誰かの犠牲の上で成り立つのならば

それは大切にするところが違うのではないか?

お互いに譲り合う必要がある。

介護される側の希望全てを叶えることではなくて、

そこでは介護に関わる人全員が無理せずできる方法を

探すことだ。

 

昨日書いた罪悪感について考えた。

 

母がどうやってすごしたかったかは、

母の課題だったわけで

わたしがそこに踏み込むことはない。

ふと考えたのだが、母は

「何かあったら、あなたの世話にはなりたくないか

ら、施設に入れてね。」と常々言っていた。

これが本心かどうかはわからないとしても

(準備もなかったけれど)

それならば、母の想いは叶ったのだよな。

 

ということは…

わたしが自宅で介護をしていたのは

結局のところわたしがやりたいからであって

母は関係なくてわたしの課題だった。

 

できれば認知症がすすむ前に話しあっておけば

もう少し、お互いが快適な毎日を過ごせたかも。

 

ってことは、

罪悪感を抱く必要はないのだ。

 

お互いにもう少し話しておけばよかったよね。

くらいの話し。

なんか深刻になりがちだし

いや、深刻ぶってたけど

その必要はない。

あ、そうだ

父は心臓病で突然具合が悪くなり

病院で亡くなった。

誰も看取らずに。

そのことで、そこまで悩んだのか?

ごめんよお父さん。

 

と母の一周忌に思う。

 

それぞれの人が

自分の人生のハンドルを握り

人生としっかり向き合って

自律すること。

 

そして、こういう人生を送りたいと

意思を表明して

関わる人と

助け合える関係を作る。

そのことが介護をラクにしていくんじゃないか?

 

私たちアラカン世代から上の方は

まず元気に過ごしていく努力をすること。

そして、介護保険をはじめとする

いろいろなサービスを知り、それを活用して

自分たちで生きていける方法を身につける。

そして、地域で助け合える環境を作ること。

 

なんだか力が湧いてきた。✊

ちょっと興奮気味な投稿になっているけど

このままアップします。

 

またこの話し、今度の朝のオレンジカフェで

少しお話ししたいと思います。

 

6/7 水曜日 10:00から11:30

エプロン高根公団カフェにて

参加費500円

 

介護のモヤモヤあったら

ぜひ話してみてくださいね。