apron2019’s diary 

誰もが来やすいカフェを作ることにしました。一般社団法人エプロンのブログ

全国の認知症の方は概算で627万人…〇〇県の人口とほぼ同じ。

こんばんは、松原です。

9/2(土)ケアカフェいちかわに参加してきました。

今回は「認知症とともに生きるまちづくり」

というテーマ。

UDFC(浦安認知症だれでもフレンドリークラブ)代表の立崎直樹さんのミニレクチャーを伺いました。

 

そのお話しのなかで

現在の日本の認知症の方は627万人といわれていて

それがどのくらいの人数か…というと

千葉県の人口と同じくらいだとのこと…

そして、もう一つ驚いたのはその数は

全国の小学生の数より多いというのに…

認知症の方と触れ合う機会は

小学生に会うより少ない。

本当にそうだなぁと感じた。

 

認知症フレンドリー社会とは

認知症になっても

安心して外出できる社会のこと。

何もできない人という思い込みを捨てて

できるだけできることを取りあげず

今まで通りに過ごしていける社会。

この社会を作り上げられれば

認知症に限らず誰でもが

快適に過ごせる社会となるはず。

 

だが…

認知症の人に何かしてあげたい…

という気持ちは大切ではあるが

認知症の人は

何をして欲しいと思っているのか?

当事者としての視点を持って考えないと

求めていない優しさを振り撒く危険がある。

 

お話しの中で1番印象的だったのは

もし自分が今日お医者様から

「あなたは、認知症です。」

と告知されたとして…本屋さんに行ったと想像する。

その時の気持ちは?

予防法や対処法の本をみて

自分は困った人なのだと…失望するのではないか?

自分は認知症ではない、想像はできるが

当事者の方の気持ちを全て理解できない

その前提で相手と接することが

相手を尊重することになる。

ということだった。

 

レクチャーのあとは

その社会を作るために

私たちにできることを

皆で話した。

 

話す中で

認知症の方と接する専門職や

家族の介護の経験がある方は

認知症」のイメージがわかるが

触れたことがない方には

認知症の方のイメージが全くわからない

ということが明確になった。

だから、何ができるかも

今ひとつピンと来ない。

 

また、もし自分が認知症になったら

して欲しいことして欲しくないことを

話したテーブルもあったようだが

して欲しくないことはたくさんあがるのに

して欲しいことがほとんど上がらなかったようだ。

そこをフォローしていくには

地域の人たちと長く付き合っていくこと。

そうすると、何をすると楽しいのか

嬉しいのかを理解してもらえている人たちと

過ごしていけて、望む生き方に繋がっていく

ということもわかった。

 

海外の方が

介護がすすんでいるようなイメージがあるが

実は日本にも進んでいることがある。

それは、認知症当事者の発信が多い

ということだそうだ。

本や映画もあるようなので

当事者がどう感じるのかをしることから

始めるのもいいと感じた。

 

参加者の皆さまと話しながら

エプロンでの活動でも

必要な視点だから

高根公団の皆さまにも

伝えていきたいことだと思った。

 

最後に

今できることは感想などを発信すること

とのことだったので

今、ここで発信している。

 

いいお話しができた

2時間だった。

 

今週の水曜日9/6は

エプロンでは10:00から11:30まで

朝のオレンジカフェ

在宅支援センターの職員の方が来てくださり

介護の新しい情報など教えていただけます。

相談もできますので、ぜひご参加下さい。

 

金曜日9/8 18:30から20:00

夜のオレンジカフェ

 

土曜日9/9 14:00から15:30

介護講座 介護のいろは

 

同日 19:30から21:00

ZOOMでのオレンジカフェ

を開催です。

 

エプロン高根公団カフェの

オレンジカフェは

介護中の方が

介護をひとりでかかえなくていいように

お話しをする時間です。

 

介護中の方だけでなく

関心のある方

経験のある方など

どんな方でもご参加いただけます。

あなたの視点が

ヒントになったり

解決の糸口なることがあります。

 

参加費は

いずれも500円です。