apron2019’s diary 

誰もが来やすいカフェを作ることにしました。一般社団法人エプロンのブログ

話しをするだけで、聞くだけで、気づくことがある…。

松原です。

母の納骨を終え

私の介護生活は一区切りつきました。

 

そんな私ですが

今、介護中で悩んでいる方や

苦しい思いをしている方のお話をうかがうと

介護中の自分の気持ちを鮮明に思い出します。

 

母は、なぜこんなことをするのか?

言うのか?と混乱した気持ち。

認知症?まさかね、

まだ、大丈夫だよねと自分に言い聞かせたり。

もうこれはダメかもと感じたり。

優しくできない自分にガッカリしたり。

お金のことでの問題で不安でたまらなくなったり、

この先どうなるのか分からず

もう生きるのが嫌になったり。

いろいろな時期がありました。

 

そんな時

私を助け支えてくれたのは

話しのできる場所でした。

 

最初は誰に話せばいいかわからず

悶々としていましたが…

 

ある夜中に母の汚れた部屋をかたずけながら

この生活があと何年続くのか…

そんな不安が爆発しそうになった時

SMAPのファンの方々と交流していた

Twitterで「もう限界だ」と介護の生活について

つぶやきました。

 

すると、「私もそうだったよ!」

「大丈夫、一人で抱えないで」

「辛いよね、今電話して!話聞くよ」

と何人かのかたから

メッセージが届きました。

まだ、会ったこともない方々でしたが

その中のお一人にすぐに電話をして

泣きながら今の状況と気持ちを話しているうちに

なんだかスッキリしたのです。

一人で抱えずに、なんとか方法を見つけて

明日も生きようと思ったことを

今でもはっきりと覚えています。

 

それからは、介護の話しも含めて

その方々と交流したり

他の場所でも

介護経験のある方と情報交換したり

できるようになりました。

 

介護中に抱えている気持ちは

口に出してみると

多くの人が抱えている気持ちです。

でも、こんなこと話したら

どう思われるかな?

もっと大変な人がいるから

私は頑張らなくちゃ。

となりがちですが

気持ちを外に出すことで

あぁ、私こう感じてるんだなぁ。

そういうこともあるよね。

今の自分も大変な思いしてるんだなぁ。

と、少し俯瞰してみることができます。

 

ひとりでがんばりすぎていたり

やらなくていいことまでやっていたり

ひとに頼ることが苦手だったり

知らないから、制度がうまく使えていないだけ

だったり。

そんなことに気づいて、

少し今の状況を変えられるかも。

 

エプロン高根公団カフェの

オレンジカフェは

介護している方が

介護をひとりでかかえなくていいように

お話しをする時間にしています。

オレンジカフェ以外の時も

お話しは伺いますが、

オレンジカフェには

「仲間がいる」ここが強みです。

介護の状況が

自分の少し先だったり

少し前だったりする方のお話を

聞くだけで、

また、自分の話しをして

周りの方が

気づくことや解決することがあります。

 

4月から

そんな時間を増やしたくて

朝のオレンジカフェ

夜のオレンジカフェ

zoomのオレンジカフェ

を開催することにしました。

 

どうぞ、気楽に、ざっくばらんに…

お茶をのみながらお話ししましょう。

まずは…

今週の水曜日10:00にお待ちしています。