apron2019’s diary 

誰もが来やすいカフェを作ることにしました。一般社団法人エプロンのブログ

認知症ケアを学ぶ「ユマニチュード研修会」に参加しました。

松原です。

 

ユマニチュードとは?

フランス生まれの

優しさを届けるケア技術のことです。

 

高根公民館でオレンジカフェひまわりを

主宰されているNPO法人

在宅ケア市民ネットワークピュアと

船橋市が協働され

開催された「ユマニチュード研修会」

 

講師は認定インストラクターの

中野目あゆみ氏でした。

ご自身の経験も交えて

ひとつひとつ丁寧に話してくださいました。

 

ユマニチュードについては

テレビや本で知っていましたが

具体的なことを聞くのは初めて。

最初にユマニチュードを活用した

ご家族のビデオを観ましたが、

胸に迫る場面ばかりで、

自分自身の介護の記憶が蘇り涙。

 

アルツハイマー症の女性を

ご主人と娘さんが支えて生活しているご家族。

最近何度も同じことを言われることに

イライラして、何でもないことで腹をたててしまう

と、ご家族は戸惑い…

ご本人は生き甲斐だった家事ができなくなり、

自信を無くしている状態。

 

そこに、ユマニチュードを生み出した

イヴ・ジネスト氏が訪れ

ユマニチュードの四つの柱を説明しながら

いろいろな方法を試して

認知症のご本人を落ち着かせていきます。

 

ユマニチュードの四つの柱は

見る・話す・触れる・立つ です。

 

見るというのは、ただ見ることではなく

真正面から優しいまなざしで

じっと見るということ。

話す声は低めに抑揚をつけて音楽を奏でるように

気持ちのよくなる言葉をかけるということ。

触れるときには手のひらを開いて包み込んで手の温かさを伝えていく。

立つことは、人間らしさを残し、いきたいところに行き会いたい人に会い、社会生活を営む上で自分らしく生きることのもとになる。

この四つの柱で

脳や感情を刺激ししていく介護技術。

 

日本人には少しハードルが高い

近くで見つめ、優しく話し、触れるということ。

習慣がないからご家族も最初は戸惑いを見せていました。

でも、本当の意味の見るを体験された娘さんは

涙を流しながら優しさを感じて心が動いている様子。

 

魔法の言葉をかけようと提案されたご主人は

どうしても、そのセリフは口に出来ず

バカヤロー、自分でやれ!となる。

そこで次の技術として紹介されたのが

思い出作戦。

奥様が同じ話しばかりして不安になったら

昔の想い出写真を見せて安心させて

落ち着かせるという技術。

 

それなら出来そうとやってみると

笑顔になり不安が消えていく。

 

その後は、その時の体験から得た自信があり

夕飯の支度を一緒にしながら

想い出の写真を見ては

幸せな日々を笑顔て話す日々。

 

イライラすると言っていたご主人が

認知症の妻を持っても不幸でないと感じていると

語っていたのが印象的でした。

 

介護現場では、

介護士はユマニチュードと同じことを

やっているなと思いましたが

四つの柱をさらに意識して接することで

お互いに快適になるなぁと感じました。

 

ここでふとよぎった疑問。

では、関係性のよくない親子の場合は

どうしたらいいのか?

 

質問してみました。

すると…

なるほどといった答えが…。

 

少し長くなったので

次に書くことにします。😊

 

 

 

 

創立三周年

朝起きて

今日なんかの日だなー

と考えていたら

エプロンという法人をつくって

登記した日だったことを

思い出しました。😅

コロナだったし、

三年は

あっという間でしたね

 

「法人」という形態にしたのは

福祉の世界に足を踏み入れることに対し

て、これはわたし個人の思いであるが、

おそらく多くの人が同じ思いを持ってい

る。だから、わたしがこれからやること

は絶対に必要なものであり、

それをやり抜くためには、

わたしの思いを伝えていくためには、

「組織」としてやった方が良い。

そう思ったからです。

また、

県や市や、

様々な企業とサシで話ができるかたちの

方がいろいろ話が早いだろう。

そうも思いました。

 

会社を作るのは簡単です。

手続きは司法書士さんにやってもらった

ので、気づいたらできていました。

で、当たり前によく聞きますが、

作ることより

続けていくこと。

そこへのエネルギーはたくさん必要です。

三年経った今、

わたしのエネルギーは

わたしがするべきことに

わたしがやりたいことに

使えるようになりました。

これはとっても有難いこと。

スタッフはみんな、

それぞれがそれぞれの仕事において

最善は何かと考え、

動けるようになってきています。

 

高根台の社会福祉協議会の会長さんが、

代わられ、広報誌に書かれていました

が、社会福祉とは、

「ありがとうをいくつもらえるか」だと。

なるほどそうだと思ったし、

なんなら仕事というのもまさにそれで、

世の中でおこなわれることはみんな、

誰かの「ありがとう」

のためにやられていることだと思いました。

だから

ありがとうと思われないことは

罪であり、罰を受ける。

 

働くことに迷ったら

誰のありがとうのために自分は頑張るの

か、誰のありがとうのためだったらもっ

と頑張れるのかと考えるのも良いかもし

れません。

 

最後になりましたが、

みなさま

いつもありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

一般社団法人エプロン

代表理事 松江由紀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「介護のいろは」と「オレンジカフェ」開催しました。

10月22日(土)の10:30より

介護講座「介護のいろは」

認知症って何?認知症予防について

をお話ししました。

 

ご参加くださった方々は

ご両親の介護が始まりそうな方。

ご主人の介護をしていらっしゃる方。

ご自身のこれからについて考えるための知識をつけたい方など、状況は様々。

 

でも、共通しているのは

認知症は怖い。

できればなりたくないという想いでした。

 

歳を重ねると

起こることは実は認知症だけでなく

低栄養からの筋力低下や基礎代謝の低下からくる

身体能力の低下があります。

 

認知症を予防するにはまず、

その身体能力の低下を食い止めることが大切!

 

元気に歩いて

毎日を楽しむことが1番。

そうすれば脳も刺激されるのです。

 

認知症がこわい!なら

なりたくない!なら

その気持ちを強く持って

しっかり食べ

しっかり運動をすること。

そうして

最期まで自分で歩き自分で食べ、

すごすことを続けて欲しいと思います。

 

でもね、もし認知症になっても

終わりじゃないのです。

なってもならなくても

地域の中ですごしていける

そんな社会にするために

介護保険認知症や介護全般の

正しい知識をつけること。

そして、理解していくことが

みんなが安心して暮らせることに

つながるのです。

 

その機会として

毎月の介護のいろはを開催してきました。

 

来月は

11月26日(土)10:30〜11:30

介護のいろは 特別編として

6月に逝った母の看取り介護についてや

介護を終えた私の想いなどを

お話ししたいと思います。

 

そして、午後2時からは

オレンジカフェを開催。

 

介護中の方や

介護が終わった方

訪問マッサージをされている

専門職の方がご参加下さいました。

 

エプロンのオレンジカフェは

介護中の方が

一人で介護を抱えないよう

お話しをする時間にしています。

 

日々の悩みや

困ったことだけでなく

こんなサービスを受けることで

とても楽になったよと

笑顔もたくさん見られます。

 

なかでも、最近ショートステイ

利用できるようになったと

話してくださった方の

「助けて〜」と口に出して言えるようになると

必ず助けられるようになる。という言葉が

印象に残りました。

 

ケアマネさんや、家族、近くの人に

こんなこと言ったら迷惑かなと

言わないのではなく

素直に口に出して言いつづけることで

状況が好転する。

これって

簡単なようで

難しいこと。

 

今、悩んでいる方の

心にも響くのは

経験からきた言葉だからだと思いました。

 

専門職の方からしか聞けない

情報もあったりして

あっという間の2時間でした。

 

次回は

11月26日(土)14:00〜16:00に開催です。

 

介護のいろはも

オレンジカフェも

ご予約なしではいれます。

 

どうぞ、お気軽にお越しください。

筆 松原

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

20年後も30年後も、家で過ごしていたい⁉︎その希望叶えるには?

エプロンの介護講座の担当

松原です。

 

20年後、30年後…私はいくつになるか?

あ、80とか90とか?

10年後で、70代か。

 

あなたは何歳になりますか?

 

認知症かどうかはさておき

目も、耳も少し衰えがはじまり

どこか痛くて、なんともスッキリしない。

言葉が出てこなくて、

「あれがあれであれしてね。」

なんて…指示語ばかりの文章になる。

ふとした時に、え?と思うような

失敗をする。

先日も、いつもと違駅から電車に乗ったら

逆方向でしばらく気付かないなんて

失敗をしたところ…。

 

これは、おおかれ少なかれ

歳を重ねていくとおこること。

エプロンにいらっしゃる

人生の先輩も、元気にイキイキと

過ごしていらっしゃるけれど、

ふとした時に話してくださる

心の中の不安。

 

今住んでいる家でずっと過ごしたいけど…

今の地域で安心して暮らしたいけど…

やっていけるのかな?

認知症になったらどうしよう。

病気になったらどうしよう。

 

みんな、子どもの世話には

なりたくない。

かわいい子どもに

(いくつになっても子どもは子ども)

迷惑かけたくない。

でも…そのためにどうしたらいいのかわからない。

 

自分で

人生の先を決めていく

そんな道筋がないからかもしれません。

 

わたしの母も…

一人でなんとか人生をすごしていこうと

思っていたはず。

でも、その先のことは想定外で…

知らないこと、わからないことばかり。

 

介護をしていた母ですら

自分の身に起きていることに

気づかなかった。

 

自分に

周りの人に

少し知識があったなら

少し準備していたなら

母の人生は違っていたのではないかと

感じています。

 

自分自身が家族が地域の人が

認知症を理解して

介護を誰かが抱え込まず

地域や行政と連携して

介護保険制度を活用していけば

「母の生活」を奪わずに

もう少しイキイキと

過ごせたんじゃないかなぁ。

 

では、これから歳を重ねる

私たちはどうしたら

イキイキと…すごしていけるのか?

 

認知症に対する

理解を深めること。

歳を重ねていくと

身体や心にどんな変化があるのか知ること。

そして、公的なものやそれ以外にも

どんな制度があるのかを知ること。

自分の望む生活を送るための

選択肢をひろげていくことになり

周りと協力しながらなら…できるはず。

 

また、

1人1人がそれを理解していくことで

自分自身のことだけでなく

周りの人を理解できるようになり

支え合うことができる。

そうすれば、みんなが生きやすい

地域になっていく。

 

エプロン高根公団カフェの

介護講座 介護のいろはは

歳を重ねることの

最初の一歩を知るための講座です。

 

まだ、介護が必要でなくても

まだ、介護をする必要がなくても

知っていれば、日々の安心につながり

目の前の1日を目いっぱい楽しんでいける!

 

10月22日(土)10:30から11:30

認知症予防についてお話しします。

 

来月の11月26日(土)は

介護のいろは 特別編として

今年母を看取ったわたしが

今感じていること。

介護中と今の心の変化などを

お話しします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから4年、9/28は伝え合う日に…。

松原です。私事ですが、

本日は息子の誕生日。

と、いうことは

ちょうど、四年前のこの日に

主人が大動脈乖離で倒れたのだった。

あの日の私は

仕事はお休みで、

介護家族のお話会を開催する予定だった。

さぁ、出かけようとした時に

主人の会社から

電話が入った。

「ご主人が倒れました。

救急搬送します。

おそらく手術になります。

すぐに病院に来てください。」

そのあとのことは

もう夢中で

各所に連絡したことぐらいしか

覚えていないのだが…

 

一番印象に残っているのは

治療方針や、延命治療について

選択しなきゃいけなくなったら

どうしようと

いうことだった。

主人から

何も聞いていなかったから。

健康だった、体力自慢だった人が

倒れるなんて思っていなかったから。

介護もそうだが、

病気や看護も突然やってくる。

 

病院では

やはり尋ねられ

延命治療はしない方向でと

答えた。

主人の家族にどう伝えよう。

私じゃない誰かの命の選択をする

責任の重さに震えるほど

恐怖を感じたのだった。

 

ありがたいことに

主人は手術せずに済み

今では社会復帰している。

 

流石に2年くらいは

聞けなかったのだが、

旅に出かけた時に

今後のことを話し合った。

それは、今後の私たちのお守りみたいなものだ。

 

母の介護の際の経験と

この経験から作ったのが

エプロンの伝えあいノート。

 

エンディングノートではない。

今、大切な人に伝えておくこと。

伝えておきたいこと。

いまから、自分と家族

周りの人たちが

お互いの気持ちを伝えあい

幸せに生きるために

かきとめておくノートです。

 

9/28は

私の家族の伝えあいの日にしようと

思っている。

 

 

 

 

 

 

都会にもエプロンありますか?

こんにちは松江です。

昨日、三軒茶屋に行ってきました。

芸能人が店にいたりして

都会のおしゃれ街

用事のあと

視察と称して二軒ほどハシゴして

見映えの良い

おいしいものを食べて来ました。

 

こんな素敵なインテリアで、

「エプロン三茶店」をやったら

楽しいだろうなーと

ワクワクする

楽しい時間でした。

 

しかし…

 

こんな素敵店ばかりで、

年上の皆さまは

行くところあるのだろうか?

と、少し心配に…

 

エプロンみたいな店は

あるのかな?

あるといいなと思います。

 

都会にもご高齢の方

いますよね?

 

 

9月の介護のいろは開催しました。

松原です。

9月の介護のいろは

開催しました。

 

昨年から

近くの訪問介護の事業所の

ヘルパーの方々が

研修の代わりにと

受けに来てくださっています。

今年も前回と今回、沢山の方が

ご参加くださいました。

とてもありがたく嬉しいことです。

 

お仕事をされている

介護のプロの方々の前でお話しするのは

気が引き締まる思いです。

 

今回のテーマは

認知症って何?

初期症状と進み方でした。

 

認知症の種類や進み方については

世の中に沢山資料があるので

読めばわかるところがあります。

 

エプロンの介護のいろはでは

なるべく、具体的な例を挙げて

お話しする様にしています。

 

徘徊という言葉ひとつとっても

ただ、目的なく外に出て

歩いていると捉えるか

それぞれ個々人目的があって

外に出ていると捉えるかで

対応も変わります。

 

その対応が変わり、

環境が整えられたら

外に出ることはなくなるかも

しれない。

 

そんなお話しをさせていただくと

ヘルパーの皆様は、深くうなづきながら

きいてくださいました。

 

帰り際、

今まで、医学的、科学的な説明を聞いたことは何回もあるけれど、ここまでケアの実際のところに沿った認知症の説明を聞いたのは初めてで、わかりやすかったです。

とお声かけをいただきました。

 

何よりも嬉しいひとことでした。

 

来月は

認知症予防について

お話しします。

 

10/22()10:30から11:30

参加費は1,000(ワンドリンク付き)